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2017-03-05

ファインメットシートでマザーボードのノイズ対策

マザーボードの違いによる音質

 

 

PCオーディオをやるうえで悩むのがハードの選定でしょう。
JPLAYの場合それほどハイスペックなPCじゃなくても再生は可能でハッキリ言って動けばなんでもいいともいえます。

 

 

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しかし、ファインメットコアでAC100Vを綺麗にするだけでPCオーディオの音質は変わってしまうため、ATX電源と100V入力だけは、まずこだわったほうが良いはず。
とみています。

 

もう一方で冷却ファンなどの騒音問題もあります。
ファンレス化したりSSDを使って騒音を減らす、無くすという対策が一般的です。

 

ファンも騒音だけでなくノイズをばらまくということでマニアには毛嫌いされていますが、私個人的にはそれよりも発熱のほうが音質にはよくない影響があるのではないかと考えています。 
 

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マザーボードの違いで音の変化はあるのか?

 

 

私はたまにジャンクのマザーボードを買って遊んでいます。
新品も含めると5枚ほどあるのでJPLAY再生で音質比較をしてみました。

 

CPUはソケットが違うため完全なイコールコンディションでの比較になりません。

 

 

 

  • Q1900DC-ITX
新品で購入したQ1900DC-ITXはACアダプター駆動のためか力強さがなく落ち着いた感じになる。
 

 

  • P55MX
こちらはLGA1156のマザーで別途グラフィックボードが必要なタイプ
最終的にServerコアモードでグラボも外すと結構いい気がする。
 

 

  • H97M-ITX
これはMini-ITXのせいか何となくノイズが少ない感じ。
 

 

  • G41C-GS
こちらはLGA775のMB特に可もなく不可もなく
 

 

  • PEGATRON IPM41
見慣れないメーカのLGA775MBですがG41C-GSとあまり差を感じない
 

 

LGA775はCPUがCORE2Duo E8300とPentium E6300がありますが比較的E8300のほうが良いかなーぐらい。
処理が早いとノイズも少ない気がする。

 

はっきり言ってJPLAYのような高音質ソフトだとマザーボードやCPUの違いによる音質の差はあまりない
というか耳では判別が難しいし”気がする程度”の差です。

 

それよりも電源の差のほうがはっきり出てくる。

 

MBの差がないということでファインメットシートの効果を試してみたいと思う。
一番サイズの小さいMini-ITXであればファインメットシートが節約できるので、H97M-ITXでファインメットシートの効果を確認してみます。

 

 

 

ノイズの回り込み

 

 

オーディオをしている人なら必ず通るであろうノイズ対策
ネットにある情報だけでも結構ためになる記事がたくさんあります。
 

 

ある程度調べて分かったことが、電気が通る際にケーブルやプリント基板の配線には必ずノイズの伝播があります。

 

これらの伝播は電界や磁界によって伝わるため、配線と配線の間に金属の板を置くことで伝わりを遮るという方法があります。

 

 

 

マザーボードの配線はとても細く密集していて金属板を立てられないので、とりあえず貼り付けます。
またケーブルは外来ノイズを拾うアンテナにもなるので、ファインメットシートを貼るだけでもシールド効果が期待できる。

 

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MBの裏側に両面テープ、位置は貼れそうなところに

 

 

 

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適当なサイズに切ったファインメットシートを貼ります。

 

 

 

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表側にも貼れそうな部分に貼っておきます。
ついでに静電気除去のために除電フェルトの原綿(CPU周りの黒い繊維)を配置。

 

ファインメットシートは表面はラミネート加工されてますが
切れ端の部分は通電するので、貼り方に注意です。

 

本当は突起に合わせて穴をあけ、より配線に近いほうが効果が出ると思うけど面倒なのでやってない。

 

 

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最終的に除電フェルトを追加し再生テスト。チップセットクーラーは他のマザーのものを移植。

 

 

WindowsServer2012R2のGUIモードで再生してみると、この時点で今までよりもハッキリと差がわかります。

 

SNがより良くなり、細かい音も今まで以上にハッキリ聞こえるようになりました。

 

MBの違いなんか比べ物にならないぐらい差が出ました。 
コアモードの音はどうだろう?
あなたの耳で確かめてみてください
( ̄ー ̄)ニヤリ
 

 

追記

 

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最終的にピンの位置に穴をあけ、半田から出っ張ったリードの先も切り取りバックプレートの下にファインメットシートを貼りました。
できるだけ基盤に近いほうが効果があるみたいです。

 

 

 

PCオーディオの音質アップのために

 

 

 

  1. まずAC100Vから入り込むコモンモードノイズ対策
  2. ATX電源の質(パワーも余裕あるといい)
  3. USB-DACに流れ込むノイズ対策

 

が一番効果的でハイコスパだと思います。

 

あと熱による影響ですが、コンデンサなんかは受ける熱の温度によって寿命が大きく変わります
変わるということは劣化するということですから音質には良くないと思われます

 

ファンによる影響と熱による影響がどちらが大きいか専門的に調べないとわからないでしょうが、私は劣化する行為をわざわざする気にはなれません。

 

ファンを止めてもノイズが減ったようには感じませんが、フィンメットシートを貼ったほうがよっぽどノイズは減りますあなたも理屈にとらわれず一度自分の耳で聞いて判断してみてはいかがですか?

 

 

 

今回使用したファインメットシートはこれじゃ▼

磁場吸収シート :サイズ:30cm x 23.5cm シールドシート


 

 



 

 

by カエレバ

 

 

 

 

amazonで日立金属やエコロガが販売しています。
細長く切ってケーブルにまくだけでも効果があります。

 

ここを見てくれたあなただけにコッソリ教えると
ここが一番割安に購入できます。

 

 

 

 

 

 

参考サイト

 

村田製作所のノイズ対策 基礎講座

TDKのテクマグなるほどノイズ(EMC)入門

これらを一通り読むとすごーく勉強になります。

 

 

 

 

 

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