JPLAYStreamerは便利で音質も最高
今さらですがJPLAYStreamerを使った再生に挑戦してみました。
はじめコントロールポイントにLINNのKazooで試してみて難なく成功したですが、ハイレゾが再生できずあれこれやって最終的にKazooをアップデートしたら普通の再生もできなくなってしまいました。
そのあとKinskyやUpplayを試してみるもうんともすんともいわず、もう一度JPLAY公式サイト でネットワーク再生の手引きを初めから見直しました。
たぶんですがJPLAYStreamerが起動していないことが原因だった模様。
私の経験が誰かの役に立つかもしれないので私がJPLAYStreamerでの再生で試したことを一応書き留めておこうと思います。
それにしてもデュアルPCモードでも充分高音質だと思ってましたがJPLAYStreamerでまた音質がアップしたように感じます。
5万円以下のUSB-DACがハイエンドオーディオに追いついた?!
しかもアプリで簡単再生できて超便利!
ネットワークオーディオとは?
いきなり設定の前に、全くわからない方のためにネットワーク再生の簡単な説明をしておきます。今でこそ、OPPOやLINNなどのメーカーがネットワーク再生機器を扱ってるので知っているとは思います。
しかし、なんでわざわざホームネットワークを構築してオーディオを再生するのか?ピュアしかやらない人には全く意味が分からないでしょう。
ネットワーク再生をする一番の理由は音質がいいから!!です
便利なだけが取り柄ではないんですよ(o^-^o)
私は2010年ごろにゲーム機であるPS3で初めてネットワーク再生を体験しました。
初めて聞いた音はいろんな意味で衝撃でしたまず、ものすごく情報量が多くあり、そしてCDプレイヤーで再生するときよりかなりビビッドな音でした。しかしその反面、面白いぐらいに定位感がなく平面的なぺた―とした再生音でした。まるでパントマイムのように見えない壁があるようでした。
この平面的な音はのちにアップデートで改善されてしまったため二度とこの音を聴くことはできません。
もしPS3をお持ちの方はお試しあれ。オーディオ再生ではないですが参考にどうぞ
それ以前にもSONYはDLNA対応のミニコンポなども発売していましたが、PioneerやDENONなどがネットワーク再生専用機器を発売し一気にネットワークオーディオの認知度が上がりました。
しかし、アルバムアートやNASが認識しなかったりなどの面倒くさいところもありPCに疎い方には敬遠されがちでした。
かと言って早くからネットワーク再生に特化してきたLINNの高級機には手も出せず、、、
Linux系で頑張ってみようにも構築すら一苦労。
と、ここに救いの手を差し伸べたるはJPLAY!JPLAYはWindows OSでも簡単に高音質PCオーディオができるのでPCオーディオ初心者にはうってつけのソフトです。
しかも、JPLAYStreamerもついているのでサーバーアプリとコントロールアプリをインストールするだけで、簡単にネットワークオーディオが構築できてしまいます。
まだJPLAYを試されてない方は今すぐJPLAY試用版をダウンロードだ!!!
▼過去の記事を参考にインストールしてください。
さあ、その音質に驚愕した方はJPLAYStreamerでの再生に挑戦しましょう!
JPLAYStreamerの再生は簡単に言うとDLNAのようにホームネットワークを利用して再生する方法です。
しかし、DLNAとは全く別のOpenHome Mediaというガイドラインに合わせたアプリを利用する必要があります。
ネットワーク再生をするには基本的にレンダラー、サーバー、コントローラーの3つがお互いにデータをやり取りすることで再生します。
これはOpenHome MediaもDLNAも同じです。どちらもUPnPをベースにして動作し、MacではAirplayがあります。
しかし、OpenHome Mediaのほうはプレイリストがレンダラーに属すようです。(@Д@;
と言われましても、私には何が違うのかわかりませんがホームネットワーク前提で再生することには変わりません。
なので現在自宅でルータがない方は今すぐ買いましょう。できれば無線と有線使えると便利です。
JPLAYStreamerで再生のための準備
先ほどネットワーク再生にはレンダラー、サーバー、コントローラーが必要と書きましたがJPLAYStreamerがレンダラーになります。
コントロールアプリでは「Room」として認識されます。
JPLAYStreamerはJPLAYインストール時点で一緒に組み込まれているので何もしなくてもOK!
サーバーはMinumServerをサーバーとなる(音楽ファイルを保存してある)PCにインストールします。こちらもWindows OS、Mac OS、LinuxやQNAP、SynlogyなどのNASにもインストールできるようです。
MinumServerをインストール前にJAVAのバージョンが最新か確認。
コントローラーはOpenHome Mediaではコントロールポイントというそうで、LINNのKazooやKinsky、他にもUpplayなどがあります。
OpenHome Media用のアプリであれば利用できると思います。
サーバーの構築
まずはサーバーを構築しましょう。

サーバーにするPCにMinumServerをインストールします。
MinumServer のサイトで
Downloadからご利用のPCに合わせたファイルをダウンロードしインストールしてください。

インストールしたいファイルをクリックすると下の画面になるのでDownloadをクリック
MinumServerの設定
MinumServerをインストールする前にJAVAをインストールしておきます。
既にインストールしている方は最新版かチェック!
MinumServerを起動するとタスクトレイにアイコンができます。
それを右クリックしプロパティーを開きます。


まず
Packagesタブを開き
minumstreamerをインストールします。
Available packagesにあるminumstreamerを選択し
「Install」をクリックすると「Install packages」に追加されます。
「System」タブを開きstream.converterの欄に以下のパスを入力
C:\Program Files\MinimServer\ffmpeg.exe
これを入れないとファイルが再生されない?
設定画面では右クリックできないのでCtrl+Vでペースト
「stream.transcode」に以下のパスを入力
flac:wav, alac:wav, mp3:wav24, aac:wav24, dff:dopwav, dsf:dopwav
これを入れないと、たぶんハイレゾが再生できないっぽい。
DDC、DACがハイレゾ対応でない場合は以下のパスを入力
flac:wav, alac:wav, mp3:wav16, aac:wav16
「Server」タブを開き「contentDir」の欄に音楽ファイルを保存してあるフォルダのパスを入力
私の場合「D:\ミュージック」を入力「Apply」をクリックして適応
flac,wavはそのまま再生可能みたい。
しかし、alac、MP3などのフォーマットのままでは再生できないので「ffmpeg」というツールを使います。
ffmpegはググるとトップに出てくるので各OS用のファイルをダウンロードし解凍して下さい。

ffmpeg.exeのファイルを
”MinumServerをインストールしたフォルダ”にコピぺします。
ffmpeg.exeは解凍したフォルダのbinのフォルダにあります。
フォーマット変換する必要がなければffmpegはインストールしなくてもいいと思う。
基本的にWAVで再生させるのでそれ以外のフォーマットはすべてWAVに変換して再生するようです。
(私はよくわかってません)
コントローラー、Control Point
コントロールポイントが再生するためのコントローラーになります。
LINNのKazoo、KinskyかUpplayなどがあります。
AndroidではBubbleUPnPがあります。
Kazooの設定
KazooはWindowsストアのではなく通常のアプリ(Kazoo_4.8.1159_win)をインストールします。
Kazooを起動すると最新版にアップデートしますか?と聞いてきますが無視してください。


ホーム画面の
Settingsを開きます。
MediaServerで構築したMinumServerを選択します。
Networkで192.168.2.0を選択します。
これでアプリの設定は完了です。
※修正
NetworkはホームネットワークのIPアドレスBuffaloルータの場合192.168.11.0でOK!
スマホアプリでも同様にWi-Fiで接続しホームネットワークのアドレスを指定します。
一度Wi-Fiが途切れるとLTEのアドレスに変わっていることがあるので再生する前に確認しておきます。
曲を選んで再生する前にJPLAYSettingsを開いてPlaying viaがKS(ドライバー)になっているか、AudioPCのアドレスが192.168.2.1(もしくは再生機のコンピューター名)になっているか確認しておきます。
Kazooの再生方法
Roomの表示がJPLAYStreamerになっていることを確認
ホーム画面のMyMusicを開き聞きたいフィルを選択、再生ボタンをクリックすると再生が始まります。

どうでしょうか?うまくいきましたか?
JPLAYminiの時の再生よりも音質良くなってませんか?
GUIが充実したアプリなので再生、プレイリスト作成も簡単にできます。
しかもかなりの高音質!!
もし上手く再生されないときはJPLAYSettingsのDAC LinkやPC Bufferなどの値を変更してみてください。
他にも、私が見落としていたタスクマネージャーのサービスタブにあるJPLAYStreamerの実行中を確認しましょう。
すべてのオーディオユーザーのPC環境が同じではないため、わからないことがあってもめげずに挑戦してみてください。
デュアルPCモードで再生できれば、たぶんJPLAYStreamerでも再生可能です。
眠っているUSB-DACがありましたらJPLAYで復活できるかもしれません。
JPLAYは今までネットワークオーディオはおろかPCオーディオもしたことがない方にとっては、まさに度肝を抜かれることでしょう。
オーディオでPC使うなんてノイズに侵されてるから大した事ない。と思っているそこのあなた!
JPLAYはPCオーディオの偏見を根こそぎ取り払ってくれます。ぜひ一度お試しあれo(*^▽^*)o
これからPCオーディオを始める方はUSB-DACを用意しましょう、できればDoP対応のDSD再生可能なDACがお勧めです!
なおかつXMOS搭載DDCならばDAC Link700Hz再生が簡単です!
私も使ってるお勧めDAC▼
関連記事
初心者向けJPLAY導入Guide
JPLAYStreamerによる再生に成功した構成例
ついにJPLAYStreamerによる再生に成功!
JPLAYの真価を発揮するCOREモードの設定と使い方
コメント