アルミ板にサークルカッターで綺麗な円を空ける方法
趣味でPCのケースを作る時はアルミ板で製作することがほとんどです。
アルミは放熱性に優れているのと、加工のしやすさと値段の安さでよく利用します。
しかし、木材と違ってその加工には少し専門的な工具と、工夫が必要になります。切ったりネジ穴を空けたりは簡単ですが、綺麗に真っ直ぐ切ったり、大きな円に穴を空けたいときなどは結構大変です。
今回オーディオ用のPCケース作成のためいくつか大きな円で切り抜く加工が必要になり、鉄鋼用のサークルカッターを入手し加工してみました。
木工用と、鉄鋼用サークルカッターの違い
以前スピーカーのエンクロージャーを作った時は、木工用のサークルカッターを買いました。
うちにはミニボール盤しかなく使用回転数より遥かに速い回転数で何とか使いました。一応加工はできましたが危険なので真似しないでください。
鉄鋼用のサークルカッターは刃が1本のみで高速回転するとブレが生じて振動が発生し、大変危険なので仕方なく手動で使用することにしました。
因みに空けたい円の大きさは9cm~11cm程度で回転数は200回転以下になります。
サークルカッターは電動ドリルに装着して使用するので、手動の場合軸が動かないように回さないといけません。
そこでミニボール盤に取り付けて回転軸がぶれないようにして回してみました。
サークルカッターは中心軸になるドリル部と円を切る刃に分かれているので、先に空けたい部分の中心に下穴をあけておきます。
下穴を空けたらサークルカッターの中心ドリルを通し、ミニボール盤の自重で押さえつけます。アルミ板はクランプ等で固定しておくと作業しやすいです。
後はひたすらサークルカッターを回すだけ。
サークルカッターの刃は外側が垂直ですが、内側は斜めに切れていくので深くなればなるほど切削量が増えて力が必要になります。
1mm程度の厚さならいっぺんに切れると思いますが、1.5mm以上は片面ずつ削っていくと楽だと思います。
動画にしてみました。
実際は1つの穴を空けるのに30~40分掛かっています。
現在PCケースの作成は部品の作成は終わっていて、後はサンドブラストを掛けるのみとなっています。完成披露までしばらくお待ちを~
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