国内ハイレゾ盤を購入するならe-onkyoがお勧め
久しぶりにハイレゾ盤を買ってみた
ハイレゾを聴くには対応のデジタルオーディオプレーヤーやPCがあれば聴くことができます。
当たり前ですがCDをリッピングしただけではハイレゾにはなりません。好きな楽曲をハイレゾで聴くには自分で作るのが一番手っ取り早かったのです。
私が初めてUSB-DACを購入したDS-DAC-10は再生ソフトのAudioGateが付属していたため、それを使ってリッピングしたCDデータをDSD変換して再生していました。
その頃にはいくつかのハイレゾ盤を販売しているサイトはありました。いくつかは閉鎖されましたが当時から豊富なジャンルとソフトで人気だったe-onkyoがあります。現在も配信数は増え続けていて、今回もリニューアルキャンペーン中(4月15日まで)だったのと、以前から欲しかったグレース・マーヤのDSD音源を購入しました。
購入すべきハイレゾ音源のフォーマット
アーティスト、録音やマスタリングの意向でe-onkyoでは複数のフォーマットで販売されています。
主にWAV、Flac、DSDで各サンプリング周波数とBit別で用意されています。基本的に私はDSDで購入しています。DSD盤、できれば11.2MHzを強くお勧めいたします。
SACDが登場したころから、いや今もなおPCMとDSDの音質論争はあると思いますが、今どきはPCM-DSD相互に変換はソフトで容易にできますし、一部のDACはわざわざPCMをDSDに変換(逆のもあり)してから再生している製品もあります。
昔に比べたらほとんどのUSB-DACはDSD対応になっています。これはDSDの優位性が認められている証拠ではないでしょうか。
録音でもDSD11.2MHzによるものを見かけるようになってきました。
何年か前にStereoSound誌でフォーマット違いの同時録音による音質の違いを検証するという企画がありました。私は別の雑誌でそのフォーマット違いの評価記事を読みましたが、評論家や演奏者のほとんどがDSD11.2MHzの音源の音質に驚かれていました。その音源はe-onkyoで購入可能です。
過去記事↓
PROSOUNDの付録、ローレゾhi-res同時録音で音質が気になる
DSD11.2MHzをAudioGateで変換
現在再生用のリファレンスはDS-DAC-10Rなのですが、DSD11.2MHzには対応しておらずDSD5.6MHzまでになります。CD音源もほとんどDSD5.6MHzに変換しておいて再生しています。
今回購入したグレース・マーヤの「Love Songs For You」もDSD11.2MHzで購入しました。それでは再生できないじゃん!と、お思いかもしれませんがAudioGate4はできるようになったんですね。
というのも2018年11月にKORG Nu-1が発売に伴いAudioGate4もDSD11.2MHzに対応しました。5.6MHzまでしか対応していないDS-DAC-10Rで再生するときはDSD11.2MHzはDSD5.6MHzに変換されて再生されます。
私はDS-DAC-10Rをネットワークオーディオ化したPCトランスポートに接続しているためAudioGateは使用していません。そのためAudioGate4でDSD11.2MHzをDSD5.6MHzに変換したファイルをメディアサーバに置いています。
AudioGate4によるリアルタイム変換再生も可能ですが、CPUがPentium G3450のPCで再生しようとすると、CPU使用率80%を常時超えています(笑)
DSD11.2MHzに対応したDACもありますが中華製の安い基板なのでDS-DAC-10Rのほうが断然音質がいいので、実験以外ではほとんど使用していません。Nu-1の様に録音対応しているのが理想的ですが値段的に先ず無理なので早いところDSD11.2MHzに対応DACが欲しいです。
AudioGate4によるDSD5.6MHzに変換はたいして難しくもなく、Edit/RecでExportを選びファイル形式でDSFかDSDIFFを選んでOKをクリックすれば変換されます。
ハイレゾ音源レビュー
今回は先ほど紹介したグレース・マーヤのLove Songs For Youと、キャンペーン中で安かった角田健一ビッグバンドの「BIG BAND STAGE~甦るビッグバンドサウンド」を購入した。
「Love Songs For You」はDSD11.2MHzで録音されたとーっても高音質な音源になっています。以前から買おう買おうと思っていたのですが、オーディオPCへの投資が終わらず、しばらくの間スルー状態でした。最近やっとオーディオPCの上限が見えてきたので購入に至りました。
グレース・マーヤを知ったのはヴィレッジ・レコードから発売されていたHybrid SACDのザ・ルック・オブ・ラヴでした。店頭の試聴機に入っていたので聴いてみると臨場感があって綺麗な歌声とピアノがとても印象的でした。でもなぜか後に購入したSACDは「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」のほうでこちらもエキゾチックなサウンドで愛聴盤です。
ヴィレッジ・レコードからは4枚のHybrid SACDが出ていてどれも録音が素晴らしくSACDの良さを存分に発揮してくれる名盤です。
「Love Songs For You」はネイティブDSD11.2MHzで録音かつ編集一切無し。ということで臨場感たっぷりで音像も立体的、空間に広がる残響も部屋の中に浸透していきます。
曲はスタンダードばかりなのでどこかで聞いたことがあるはずなので聴きやすいと思います。グレース・マーヤさんはもともとクラシックピアノでドイツに留学していた経験もありドイツ語はもちろん英語も堪能で歌も上手いときたから、日本人とは思えない歌唱力で魅了してくれます。
しかも「Love Songs For You」ではe-onkyoだけのボーナストラックが収録。アントニオの歌のピアノバージョンがあるのでハイレゾ盤を購入ならe-onkyoがお勧めです。使用機材も紹介されていて音質へのこだわりがみえます。
ただ変換するためにAudioGateで再生するとCLIPの表示が赤くなってしまいます。本当に編集していないかどうかは少し疑問ですね。
もう一枚の角田健一ビッグバンドはSACD盤もあり以前から欲しいものリストに入れていた商品です。今回グレース・マーヤのLove Songs For Youを購入しようとしたところ、キャンペーン価格でお安くなっていたので同時に購入しました。ことらはflacとMQAしかなかったのでflacで購入。
やはりHybrid SACDでも販売されているだけあってかなりの高音質です。一聴して一発録音ではないでしょうから、どうしても楽器が重なってしまいますがハイレゾのおかげか音像がしっかり分かれて聞こえ、ステージから聞いているような錯覚になれます。
左右全体にホーンセクション、後ろにベース全体にドラム、手前にピアノといった具合の配置の感じです。
演奏はもう超一流。一糸乱れぬ演奏でビッグバンドの迫力、楽しさ、グルーブが高音質で感じ取れます。「BIG BAND STAGE~甦るビッグバンドサウンド」は一度は聞いたことのあるナンバーばかりでビッグバンドといえばこれでしょうという曲が並んでいます。
私がJAZZを好きになったきっかけでもあるビッグバンドの名曲が高音質で聴けるのは本当に素晴らしいです。Hybrid SACDでは5.1chのサラウンドも収録されているのでこちらもいつかは聴いてみたいですね。
ただ一つ残念なのは、ピアノの音が少し薄いかなーと感じました。
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